覚えるだけの学習ではなく自分らしい考えを持つ学習方法
私たちは何年間も学校に通って勉強します。
しかし、その知識は大人になるとすぐに忘れてしまいますね。
なぜなら、頭に詰め込んだだけの浅い知識だからです。
学習を深いものにし、自分が「良く知っている」という知識を身に着けるにはどうしたらよいでしょうか。
それは、ある一つの事柄に対して疑問を持ち、反論をしてみることです。
自分がある一つの意見を持ったとしたら、それに対して自分で反論してみるのです。
すると、反論したことに対してより強い意見が必要になります。
あるいは、もともとの自分の意見が間違っていたということに気が付くかもしれません。
反論は、自分の意見を強化する、また自分をより高めるためのツールです。
反論することによって、今までになかった視点を持つことができ、それを乗り越えることでさらに高い考え方を得ることができるようになります。
ヨーロッパでは、議論の歴史が古くからあって、およそ紀元前500年ごろには教養の一つとして多くの学者が意見を戦わせていました。古代ローマ人はお風呂に入りながら何時間でも議論をしていたんだそうですよ。ちょっと面白そうですね。
日本にはそういった文化はあまりありませんが、インターネットができてたくさんの意見を見聞きすることが多くなった現代、自分の意見を持つということが大切になってきています。
ぜひ自分の中で意見を戦わせて、より強い考え方を持てるようになってください。