インテリア雑記

ココロとカラダをインテリアする

「ちょっとくらいなら」という魔がさすきっかけ

Thief


誰でも悪いことをしてはいけないということはわかっています。

 

しかし、自分でも気づかないうちに「誰も見ていないからポイ捨てしちゃおう」とか「だめっていわれるとよけいにやりたくなる」という気持ちがまったくないといったらうそになるんじゃないでしょうか。

 

誰でも聖人ではないですから。ただ、そんなほんの出来心でつかまっちゃったりしたら嫌ですよね。

 

悪いことはしないためには、まず自分の心をうまく治めていかなくてはいけません。ほんの出来心はどういったところから起こるのかを心理学の面からも知って対策していきましょう。

 

あまりにもよいことばかりをしすぎたとき

 

逆説的ですが、あまりに人に褒められるような善行ばかりをしていると、その反動として悪いことをしたくなる心理が人間にはあります。

 

たとえば、ダイエット中に頑張ってサラダばかりを食べていたのに、そういうときほど甘いものが食べたくなるようなことです。

 

あまりに無理してよいことだけしようと気を張るのではなくて、ときにはうまく休んだり自分にごほうびをあげたりしながらうまく消化していきたいですね。

 

割れ窓理論

 

人は、属している組織や社会に混乱や無秩序があると、その組織や社会を治めている権力者へに対して無能を感じるようになり、反社会的な行動をとりやすくなるといわれています。

 

環境が大事だということですね。

 

視野狭窄

 

目標や夢に向かって熱中するあまり、周りが見えなくなって迷惑な行動をしてしまうことがあります。

 

没頭していると話しかけられるのもいらいらするときがありますね。そうならないようにペースに気を使うか、周りにまったく人がいない環境を整えることが必要ですね。

 

ピグマリオン効果

 

人は、人から接されたとおりにふるまってしまうという傾向があるといわれています。

 

ある刑務所での研修で、警察官を犯人役と警察役に分けて演じさせたところ、犯人役はだんだん本当の犯人のように凶暴になったという話がありますね。

 

あまりに自分への評価が低い人とは一緒にいないほうがいいかもしれません。

 

同調圧力

 

自分が属しているグループが反社会的な行動をとると、自分もそれをしなければならないという心理的なプレッシャーを感じるようになります。 

 

群集心理といったりもしますね。人の性格は、まわりにいる人の影響を大きく受けています。

 

権力

 

多くの人は権威ある人の言われたことを無視することが難しいです。

 

それがたとえ倫理的におかしいのだとしても、普通の人に言われたなら断ることができることも、権威者に言われると断るのが難しくなることがあります。

 

競争原理

 

競争することでより良い結果を出すために努力できるというメリットはありますが、勝つためにはなんでもするというような、心理の罠が潜んでいることは忘れてはいけません。 

 

おわりに

 

はじめは「少しくらい」と思って簡単に犯していたのが、だんだんとエスカレートしてあとには取り返しがつかないことになってしまうこともあります。

 

虫歯が初期での治療が必要なように、まずは小さなところから気を付けていきたいものですね。