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「ネイビーは勝利の色」スーツの定番色であるネイビーのことをもっと知ろう

Taylor Kitsch

 

スーツの定番色といえば、ブラック、グレー、そしてネイビー。

 

ブラックやグレーに比べるとよりおしゃれな着こなしがしやすいイメージのあるのがネイビーです。

 

そんなネイビーの豆知識をまとめてみました。

 

ネイビーの歴史

 

ネイビーを含め青の持つイメージは西欧社会には古くからありました。

 

その意味は「調和」「協力」「勇気」「栄光」「深い知恵」など多岐に渡ります。

 

また、晴れた空を連想させることから「真実」や「純粋さ」「知の光」といった意味もあります。

 

現在のネイビーのルーツは18世紀のイギリス海軍にあります。1748年からイギリス海軍が制服として採用したのが濃紺色でした。

 

当時世界の海を制覇していたイギリス海軍が採用した色とあって、ネイビーはその名前とともに「勝利の色」として世界に広まっていきます。

 

色彩学からみたネイビー

 

赤や黄色は「進出色」「膨張色」と言われ、遠目から見ても目立つ色です。対してネイビーは「後退色」であり「収縮色」です。

 

つまり後ろに下がって見え、引き締まって落ち着いた印象を相手に与えます。

 

ですから、ビジネスやフォーマルなど、かしこまった場面で活躍する役回りだと言えます。

 

世界のネイビーの評価

 

日本では「スーツの定番色」というイメージのネイビーですが、欧米では少し違って、シーンによってネイビーを使い分けると言います。

 

たとえば、イタリアでは無地の濃紺は夜のフォーマルな衣装として使われるので、昼に着ていると「夜に何か特別なことでもあるのか」と思われるそうです。

 

昼にネイビーを着るならストライプや淡いネイビーを着ることが基本です。

 

ネイビーは流行に左右されず、いつでもメンズファッションの中心にある色だという認識もあります。

 

また、日本では大人になるほど敬遠しがちになるネイビーですが、海外の要人達は会談の時などに積極的にネイビーを取り入れています。

 

ネイビーがグレーと並んだ時のその端正な出で立ちは一目瞭然です。

 

多くの人の中でも目立ちすぎずまた沈みすぎない印象を与えることができます。